水の事故を防ぎましょう! ~湯本小学校着衣泳教室~
[カテゴリ:防火・防災情報] [投稿者:湯本分遣所] [投稿日:2024年08月06日]
8月に入り、連日猛暑が続いており、海や川でのレジャーが楽しい時期でもあります。しかし、毎年多くの「水の事故」が発生し、尊い命が失われています。天栄村立湯本小学校では、そんな水の事故に備えて着衣泳教室が行われました。#水の事故から身を守るポイント
①天候、海や川の情報を事前に調べておきましょう。また、立入禁止の場所には入らないようにしましょう。 ②ライフジャケットを必ず正しく着用しましょう。 ③子供たちだけで遊ぶのは絶対にやめましょう。また、子供から目を離さないでください。 ④体調が悪い時や飲酒して水に入るのはやめましょう。 #いざという時のために
もしも落水してしまったり、深いところへ流されてしまったら・・・ 「慌てず、浮いて、助けを待つ」 水を吸った衣服は重くなり、泳ぎが得意な人でもうまく泳げず、体力を消耗してしまいます。 そのため、いざという時大切なことは「慌てず、浮いて、助けを待つ」事です。 慌てて無駄な動きをすると、体力の消耗やパニックとなってしまう恐れがあります。 慌てず冷静に浮いて助けを待ちましょう。 浮いて助けを待つ姿勢に適しているのが「背浮き」と呼ばれる方法です。ラッコのように浮くのです。 ラッコのような体制で、顔(目、鼻、口)を水面に出し、息を吸い肺に空気を入れ、全身の力を抜くと浮くことができます。 実は衣服や靴も浮きやすいので、無理して脱がずにそのまま浮きます。 みんなで背浮きの練習をしました。校長先生、とっても上手です!
もしも溺れている人を見かけたら・・・ 「飛び込まず、声掛け、浮くものを投げて、119通報」
水に落ちた人をみつけたら、飛び込んで助けに行きたい気持ちもわかりますが、飛び込んではいけません。 大きな声で助けを呼び、落ち着いて浮くように声をかけ、近くにある「浮くもの」を投げます。 浮くものとは・・・?身近なものだと、ペットボトルや空気を入れたビニール袋、開けていないお菓子の袋などがあります。 ペットボトルやビニール袋は少し水を入れると遠くまで投げることができます。 大きなペットボトルや空気を入れたビニール袋をラッコのようにおなかで抱えると、さらに浮くのが楽になります。 そして、おぼれた人から目を離さず、119番通報します。 近くに棒のようなものがあれば、それを溺れた人に掴ませて自分が落ちないように岸まで引っ張ります。
空気を入れたビニール袋でとっても上手に浮いています!
湯本小学校は現在全校児童2名の小さな学校ですが、子供たちはどんなことにも積極的に挑戦してくれます。
今回の着衣泳にも積極的に挑戦し、最後には溺れた人を見つけた時の対処法も実施して、とても良い着衣泳教室となりました。
海や川でのレジャーはとても楽しいものですが、多くの危険も潜んでいることを認識し、事故のない楽しい夏を過ごしてください。